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A Sauna Not Yet Found

  • 執筆者の写真: notajournaljapan
    notajournaljapan
  • 4月20日
  • 読了時間: 4分

更新日:4月26日

佐渡島を訪れることは数週間前から決まっていた。宿も温泉も既存のウェブサイトを探索していたが、どうも心にぐっとくるところが見つからない。


なので私は、Googleマップの道路を、まるで実際に車で走っているかのようにカーソルを滑らして、どこかまだみつかっていないところはないかと探索していた。


そこで、日本海に面する島の北側に、ぽつんと書いてあるサウナという文字を見つけた。


なんだここは?ガイドブックには載っていなかった。いろんな人の旅のブログにも書いていない。胸が高鳴った。こういう瞬間が、旅の醍醐味の一つである。



目が覚めて一番に目に入るのは日本海だ
目が覚めて一番に目に入るのは日本海だ


”新潟県の沖合に浮かぶ佐渡島。雄大で豊かな自然と多様な文化背景を持つこの離島に、ist - Sadoはあります。

左右に広がる紺碧の日本海、背後に背負う大佐渡の山並み。海から抜ける風、水平線に沈む太陽、

夜空に広がる星々、そして美しい夜明け。吹き抜ける風、草木のざわめき、海面にきらめく陽の光を全身で感じ、

自然とともに過ごす滞在を。’’



佐渡の美しい海
佐渡の美しい海

上記は公式の文章だ。自然を五感で感じる場所であろうことが想像できる。ああ、島の星空も見たい、東京じゃ見れない澄んだ空気の中、大きく深呼吸がしたい。体が全身で欲してた。


—----------   うねうねと続く細い山道を抜けると、隠れ家のような、現代的で、牧歌的な集落にたどりついた。小さな家が山の中に点在し、日本海を見下ろすことができる。この大小と連なる家が今回佐渡島で眠りにつく宿である。


私は一番小さなNestという家に滞在する。心地よく暮らせそうな、清潔で温かい機能的な家だ。まさかこんな新潟県のさらに北の佐渡島の、さらに北ーつまり最北端なのか?ーに、こんなにも美しい集落のようなサウナがあるとは想像できただろうか。シェアしたいけど教えたくない、そんなまさに秘境。


チェックインを済ませ、我々はサウナへ。サウナは宿泊客以外も良心的な価格で利用することができる。(本当にこれはびっくりした!)日本海を見下ろしながら、全身が熱く火照るのに、海は目の前。クラクラと目眩がしそうなギャップと共に、サウナを出て水風呂へ。ベンチに座ると、少し離れた位置でキャンプをしているご夫婦の話し声と音楽が。自然と共に生きている。海と風と歌声と体の火照り。


偶然にもプライベートになったサウナ
偶然にもプライベートになったサウナ

新潟に住む友人は仕事のために、一足先に本島へ戻った。わたしはというと、夜に一人で真っ暗な駐車場で寝転んだ。星を見るためだ。空は無数の星。


星を見るたびに、自分が宇宙の一部であることを実感する。「宇宙に行きたい。」とかよく聞くが、私たちはすでに宇宙にいて、宇宙を毎日見ている。この星もあの月も、いわゆる「宇宙」から見るのと同じなのだ。ぼーっと宙を見上げていたがそのうちうっかり車に轢かれそうなので(滞在者は私もふくめて5人ぐらいだったが)Nestに戻った。


三角頭の天井はガラス越しになっており、朝日が頭の上に降り注ぎ目が覚める。なんて贅沢なのだろうか。8月だが少し肌寒い夜明けの散歩は、目を覚ましたばかりの小鳥たちの声と虫の羽音。遠くのテントから朝ごはんの香りがする。私も朝食を食べにメインのロッジへ。


宿自家製の朝食はすぐさまスタッフが調理してくれる。本当に美味しくて、佐渡産の野菜をふんだんに使用しているそう。大きな暖簾が風に揺られ、右へ左へ。ここでの時間の流れは動いているようで、止まっている。



時が緩やかに流れるホテルのラウンジ
時が緩やかに流れるホテルのラウンジ

宿を後にして、島を右まわりして港へ帰る。


ここで不思議な体験が一つあったことを思い出す。島の中で迷い込んだ山道で、車で坂道を下っていると、満ち潮に遭遇した記憶がある。ここは道路なのに、だ。


これは夢なのだろうか?


そのとき私は、思わず車をバックさせ、坂の上にあがった。


今ジャーナルを書きながらも、とても不思議だ。そんなこと、現実で本当にあるのだろうか?


この現実と夢が曖昧になる感覚を、この佐渡の旅は提供してくれたのだろう。


これが夢なのか現実なのか、誰か私の代わりに、たしかめに佐渡へいってほしい。



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もし、わたしたちの旅が、少しでもあなたの心に触れたなら、

何か一緒に面白いことができるかもしれない。是非、連絡してください。


instagram @notagournal.jp


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Written by Tama (NOTA)



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